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こちらではセンペルビブム属の育成方法について説明します。

育成する地域や日射条件などの育成環境は、人により大きく異なりますため参考としてご覧ください。
センペルビブムは雪が積もるような寒さにも乾燥にも耐える事ができ、植物の中でも屈指の丈夫さですが生き物ですから苦手な事もあります。まずは季節ごとに変化する様子などを観察すれば、自身の環境に合う育成方法や改善点が分かってくるでしょう。

本属はベンケイソウ科の常緑性多肉植物で、ヨーロッパなどの山地が原産のため、高山植物としての特性が残っています。そのため非常に耐寒性が高く、降雪した状態での野外育成や、越冬が可能です。

暑さが苦手とされていますが、デリケートな一部の種を除き、多くの園芸品種は普通の多肉植物と同様に乾燥気味に管理すれば夏でも直射日光を耐えられます。水のやりすぎや日中の天気が良い時に鉢内湿度が高くなると根腐れから苗が腐ってしまいます。つまり暑さではなく蒸された状態が苦手なのです。

適用力が高く成長も多肉植物としては早い植物です。太陽の光を好み、徒長しやすく形の良いロゼットの状態を保つために、直射日光の当たる場所で育ててください。

厳しい冬になると葉を残して休眠します。寒さが明け春から初夏の涼しい時期にもっとも早く成長します。季節ごとの主な栽培方法については、後述の表で解説しています。

季節ごとの様子が分かるように、一番上の画像のみ同じ品種にしています。時期に応じて、様々な色彩を表現している点に注目しましょう。管理人が一番気に入っているものなのですが、入手時からラベルが無く残念ながら正確な品種を特定できていません。

似ているものを沢山見ていますが、同条件でも成長した姿がやや異なる事があり、なかなか断定は出来ません。センペルビブムは非常に多くの園芸品種が生み出されているので、ラベル管理は十分に気をつけてください。名前が分からないと、コレクションの価値が落ちてしまいます。
季節 状態 水遣り 解説 写真
成長期 週2回 本種の特徴である、冬に深く濃く染まった紅葉が明るくなり始め、成長を再開していきます。

深いグリーンやローズなど、多様な色つきは観賞価値が高いため、流通も活発になります。

越冬した直後は葉を縮めており、暖かくなるにつれて徐々に広げていきます。早いものは子株を付け始めます。暫くは親からライナーを通して栄養を貰い成長しますが、ある程度大きくなると、子自身も根を出して水分を摂取するようになります。

沢山の子株が出来て鉢が、一杯になりそうな場合は、この時期に植え替えを行います。群生の場合は素焼きの平鉢(低い鉢)などに植え替えると土の量が少なくなり加湿の防止になります。

子株が大きくなってきた場合は、スリット鉢などの通気が良い鉢に、大きさを合わて1つづつ植えていきます。親子を別々に植えていくと観賞価値が高くなりますが、育成する場所に合わせて作業しないと置き場所に困ります。



初夏 成長期 週1.5回
葉色がもっとも綺麗になり鑑賞が一番楽しめる季節です。 概ね4年経ち十分に成熟した固体が花をつけてきます。長雨は苦手なので梅雨に気をつけましょう。

成熟した固体は初夏が近づくにつれて1本の花穂の茎が延びてきます。そこから枝分かれしながら、約1〜2ヶ月ほどの時間を掛けてゆっくりと沢山の花をつけます。花色は、ほとんどがピンクもしくは白ですが、薄く緑が入ったものなどもあり淡い色はなかなか観賞価値があります。

残念な事に、花が終るころには咲いた株は、枯れて死んでしまいます。通常は沢山の子株が周りに生えているので、繁殖による更新は自然に行われているはずです。

注意点としては、一部の種類では枯れる間際に、茎より子株が生えてくるものがありますので、完全に成長が止まった事が、確認できてから処分してください。

子株が多く生えている場合は、水分を多く必要とするため加湿に注意しながら、気温の変化に気をつけて水遣りをやや増やします。

また、親株から子株をつけたライナーが長い場合は、鉢のへりから下向きに垂れ下がります。この状態のままだと太陽に当たらず徒長しやすいので、より広い鉢に植え替えをする良いでしょう。子株が既に大きく育っている場合は、ライナーを抜くように引っ張ると綺麗に取れます。

本格的な暑さがくる前に根が成長していないと猛暑時に水をまったく吸えないので枯れてしまいます。植え替えは早目に済ませるか秋まで待ちましょう。

また梅雨など長雨が続くと根腐れしやすいので、強健な種を除きなるべく雨が当たらない場所に移動すると事故が減ります。

成長
鈍化
週1回
本来は涼しい場所では成長期ですが、日本の高温多湿な季節に合わせてやや断水を行い強制的に成長を鈍化させます。多くの種が色づいていた葉を緑色になっていきます。

この時期は気温も高く日差しも強烈になり、葉が痛んだり腐るリスクを避けるため弱めの遮光をするか明るい日陰などに場所を移します。

水を控えめにすると成長は鈍化しますが、株は成長を続けていますので、完全に水を遮断する事はせず、1週間に1度の頻度で夕方か夜に与えます。基本的には乾かし気味が望ましいですが、強健な種であれば適度に水を与えることで、下葉の枯れや痛みを緩和することができます。

成長した個体はこの時期に花をつけ約1ヶ月ほど咲き続けます。※花が咲く時期は個体差がかなりあります

この時期は強い日差しを避けるために葉が締まり密度が濃くなります。冬同様に強い生命力を感じる管理人が一番好きな姿の季節です。

<近年の天候対策>

近年の天候は温暖化の影響を感じるほどに進み、今までの育成方法だけでは不十分です。

特に8月と9月に猛暑が続く際には、日陰で断水を行い週1回程度で夜にタップリと与えると良いでしょう。大型の物は月1回でも構いませんが、子苗や小型の品種は、葉に水分を蓄える力が弱いため、最低でも週1回は必要です。締まったロゼッタに水が溜まらないようにしましょう。レンズ効果も加わり温度が上昇して腐りやすくなってしまいます。


成長期 週2回 暑さを乗り切った株が再び成長していきます。育成状況の確認と植え替えなどを一部行います。

厳しい暑さが終わり、ゆっくりと成長を早めていきます。夏に乾かし気味にしていた場合は、水遣りの間隔を徐々に普通に戻します。痛んだ下葉は、取り除き水が堪らないようにすると、弱い品種でも失敗が少ないでしょう。

冬が近づいてくると、水遣りを少し減らします。夏同様に気温の変化に対応するため、休眠期に近づいてくると葉を丸めて徐々に小さくなる種もいます。
夜の気温が10度以下になってくると紅葉も始まり、明るいグリーン色の葉は朱や紫など色彩の変化が起こります。

涼しくなり植え替えに適した時期ですが、子苗の分離は根が張り切る前に冬が来てしまうと土ごと浮き上がってしまいますので控えるようにします。

中、下の写真は夏を乾燥気味に育成した状態です。水を与えれば思ったよりも早く元に戻ります。

休眠期 2週1回
野外は放置で可

野外では完全に休眠期になります。ただし温室や家の中では休眠期になりません。結露などで土が盛り上がりラベルが抜けていないか確認しましょう。

冬の季節は、厳しい寒さが増してくると野外の環境では、休眠期となり徐々に色づきながら広がっていた葉が締まってきます。

アルプス生まれの本種は日本の降雪にも十分耐えられます。凍結、解凍の繰り返しが多いと、葉に負担が掛かり痛みやすくなりますので、雪を避けるようにカバーをするか日当たりの良い軒下に置くのもよいでしょう。
※それほど神経質になる必要はないので、日当たりさえあれば、どこでも良いです。

本種は、日本の気温では凍りつき死滅する事はありません。野外で十分に育成できます。

無加湿の温室などで育てる場合は、成長を続け葉落ちの枚数も減りますが、紅葉の色合いが薄れてしまいます。 野外での育成では休眠期に入りますので、特に水を与える回数は極端に少なくて構わず、自然の雨などに任せても良いでしょう。

デリケートな種を除き完全に水を遮断する事はせずに2週間に1度の頻度で無用な凍結を防ぐため朝や昼など日中に与えます。 降雪、霜や寒波が訪れる時期は、水を与える必要はありません。

乾燥状態なので下葉が枯れてきますが、春先に成長に合わせて戻りますので、気にする必要はありません。

上手に育てるには
センペルビブムは非常に太陽が大好きです。従って室内での飼育は難しく、徒長するとみすぼらしい姿になってしまいます。 出来る限り長い時間、太陽が当たり風通し良い場所で育成してください。日射時間が多いほど、健全で強い株を作り比例して葉の枚数も増えていきます。 また多肉質ではありますが、高度多肉ではないので涼しい季節の成長期は水を十分に与えてください。

肥料は要りませんが、鹿沼石や川砂など有機質がまったく無い用土を利用する場合は多少与えます。植え替えは最低でも2年に1回は行いましょう。

野外での育成は、長雨による根腐れなどの心配があります。花台用のカバーなど簡単なもので雨が当たらないようにすると根腐れは減りまずが逆に風通しが悪く蒸れ易くなるのでお勧めしません。

利用する場合は強風でカバーなどが飛ばされないように、十分に固定してください。夏など特徴が薄い時期に棚ごと倒れると、ラベルが分からなくなります。また小さい温室やフレームでの育成は、ビニールカバーをつけると高温になり蒸れ易いので出来る限り外した状態で利用しましょう。

品種を識別する大切なラベルは、日差しや雨などにより文字が徐々に薄れてきます。定期的に状態を確認して更新します。
マンション、アパートで育成する対策
多肉植物として捉えられる事が多いですが、一般的な多肉植物が育成するスピードよりも通常の植物に近い成長をします。日照時間が少なく水や肥料が多いと想像しているよりも徒長してしまいます。

出来る限り日が当たる場所に置き、野外で育成するよりも水を切り気味にします。肥料も一切与えないようにします。管理する植物が多いと有利な場所の取り合いになりますので置き場所を考えて購入するようにしてください。

窓際の育成で光量不足した苗
増やし方(通常)
通常は2年目の株から子苗がライナーを伸ばして生えてきます。ほぼ固定された品種が多いので、これにより1株で2〜10個前後の子孫を毎年に残せます。 非常にまれではありますが子苗が付き難い品種も存在します。

子苗の養分補給は全てライナーを通して親が育ててくれます。子苗にも日が当たるように位置を調整しておきましょう。十分に成長してくるとやがて子苗が根を出してきますので用土に着地させます。 この際に、子の大きさと鉢の状態に合わせて子苗を切り離すかそのままで親にさらに育てさせるか判断します。(余り深く考えるほど深刻ではありませんが)

親や他鉢の影になったりライナーが長く下に垂れてしまうなら、切り離して乾燥した用土を入れた鉢に植えてあげます。他の多肉植物のように切口を乾燥させる必要はありません。まだ根が出ていませんから水やりは直ぐにする必要はありませんので雨の当たらない場所で1週間はそのままにしておきます。

判断の例

赤丸:子苗が下を向いています。生死に問題ありませんが光を求めロゼッタが楕円になります。
黄丸:分かり難いですが、下に先輩の苗があります。元々少し影気味ですが上の子が大きくなるとさらに影になります。
青丸:子苗の方向は真上を向いており下苗とのサイズが大きく異なるので暫くは問題がない。また切り取るには小さいです。
増やし方(実生)
新しい品種を作り出す時以外に、実生のような行為はしません。 多少のコツは必要ですが実生もそれほど難しくありません。自家受粉はしませんがセンペルビブムは花茎が成長を続けて3週間〜2ヶ月という長い期間で花を咲かせます。交配したい種であるかは運によりますが、ある程度の苗数があれば花時期を合わせられるはずです。
但しセンペルビブムの種は1mmよりも小さな種の為にそれ自体を抽出する技術と手間はやや難度が高いかもしれません。
また自分以外に虫などにより意図しない交配がありえます。さらに同じ交配が既に存在しているかもしれませんので安易な命名は難しい問題となります。

■標準的な実生方法
  1. 発芽には温度が必要なので12度以上の気温になる時期に行います。
  2. 種子は粉に近いほど非常に小さなサイズなので予め用土は水で濡らして平らにします。
  3. 覆土(土に植える)必要はないので、平らにした実生床に固まらないように小分けに蒔きます。
  4. 上から水を掛けると散らばってしまうので、給水は水を鉢底から吸わせる腰水で管理します。
  5. 1〜2週間で発芽します。生まれたては可愛らしい小さな2枚葉です。
  6. 小さい間は直射日光だと蒸れ易いので、窓際の少し奥側など多少の遮光下で育てます。
  7. 約1週間ごとに2枚づつ葉が生まれ徐々にセンペルらしいロゼッタに成長していきます。
  8. 発芽なら3週間ほど育ててから遮光度合いを弱め、徒長しないようにする事が最終的なポイントとなります。
※発芽後は大きくなるまで水切れはダメですが、湿度に対してはそれ程に敏感でありませんので、水やり調整/風通しなどで表土の状態を濡らせすぎない(完全に乾かさない)程度に管理するとカビが発生しにくいです。 発生した場合は殺菌剤を上から散布するなどして対処します。


センペルビブム種

センペルビブム種(拡大1)

センペルビブム種(拡大2)

実生2日

実生40日
寒さは紅葉の元
温度変化により紅葉の色づきは全く異なる。写真は12月後半の時期に同じ品種を温室、野外で育成し比較しているが、成長と紅葉に大きな違いが見られる。暖かい季節から秋口に入り概ね20度を常時下回る気温から徐々に色付きを始める品種が多いのだが、日中の気温が高いと夜に気温が下がってもなかなか紅葉を始めず成長を続ける。
※画像をクリックすると大きく表示されます。
紫外線は紅葉に影響する
上記で述べた温度の低下と共に、実は紫外線も綺麗に紅葉させるには必要です。

紅葉の元となるカロテノイドと呼ばれる物質は、休眠期に光合成などの活動を休止している間に紫外線を避ける効果があるとされています。 そのためカロテノイドなどを活発に活動させるには、気温が低く直射日光に含まれる紫外線を植物に当てる必要があります。

また最近のガラスは、家具の日焼け軽減の為にほぼUVカット(紫外線軽減99%)されていますので、より綺麗な紅葉を楽しむならガラス越しの光では不十分です。
子苗はライナーから切り離すか?
親が子苗を生やす茎をライナーと呼びます。これを切り子苗を親と離す方が良いか悪いかと言えば、つけていた方が成長は確実に早くなるため悪い行為です。ライナーは大きくなった子苗が自身の根から水分を得られなくても十分に成長するほど依存しています。

但しまっすぐ上に向けておかないと太陽光を均等に当てる事が出来ないため、明るい方向に葉の一部が向いてしまい、姿勢のバランスを保つ事は難しくなります。そのため育成環境の場所に余裕がある場合は、広めの平鉢でライナー付き+子苗自身にも根を十分に張らせます。

良いことばかりですが、切り離した場合は水分を求めて根の成長を促す事にもなり、ライナーが太い場合は切り離すと、新しい子供が生えてくる品種などもあります。従ってある程度までは切り離さず、春から初夏の間で十分に成長しているなら、切り離す事がベストと考えています。
ずっと成長していると
4年生をめどに花がつくために長くは生きませんが花芽がずれたりした際に成長をもう少しつづける場合があります。
この個体は花をつけずに5年位経過しています。毎年伸びては葉をつけ下葉が枯れるを繰り返して、どんどん伸びてしまいました。
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植替る時期は?
本種は特に適時はありませんので必要と判断した時期に植替えを行います。一般的には成長が始まる前の春に作業を行います。大きな平鉢で条件が良ければ10年経っても良いバランスを保てますが大抵は苔などが生えて繁殖しずらくなるため様子を見て作業します。
一番向いていない時期は冬の直前で、根が鉢に張っていないと用土が凍った時にラベルと共に苗が抜けてしまいます。

◇主な植え替えのきっかけは、以下の要因が考えられます。
a.苗の大きさに比べ鉢が小さく管理がしずらい、但し見た目でサイズが合わないだけなら翌年で構いません。
b.子苗が垂れて下向きになっている。そのままでは日光がうまく当たらない。
c.しばらく植え替えをせず、時間の経過により用土が劣化している。
d.子苗が出てこない品種の場合。大抵は光合成できていれば用土の肥料は必要ありません。

また植替え時は、枯れた下葉を取り除く絶好の機会でもあります。裏返して丁寧に作業を行いましょう。
葉の長さが片寄る
正確な答えは難しいですが、原因はいくつは有ります。 センペルは小さい頃に成長が早いですが、一年を超えると成長のスピードは弱まります。 そうなると葉の長さが伸びるスピードは落ちますが、雨が多い月や日射が少ないなど条件が重なると瞬間的に伸びてしまい日射条件によって葉の成長が片寄ります。 その差が大きい品種は結果的にロゼッタが丸くなるのが難しい品種となるのです。 たまに反転させても、そのタイミングを合わせるのは難しいです。

多少の個体差ありますが、特にそうなりやすい品種の原因と考えて良いでしょう。 また、植え替えて用土の養分が高いと成長が早く大柄になり伸びやすくなります。

特に病気ではありませんので心配する必要はありませんが置き場所を変えるなど工夫してみましょう。
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葉ざしは可能なのか?
エケベリアなど、他の多肉植物と同様に、葉ざしは出来るのでしょうか?残念ながら元気な葉を切り取っても芽は出てきません。まれに花が咲いた枯れかけの株などの葉に芽が生えてくる事があります。これは葉から芽を出すというよりも枝から分泌される細胞が関与しているためです。
人為的に葉を取り出しても、多肉質はそれ程高くないため芽が出る前に大体は枯れてしまいます。上手く芽を出しても根を生やさせるまでもが、また難しく成長も遅いため、残念ながら労力に見合いません。
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用土
センペルビブム属は、非常に堅強な品種できまった用土は限定されていません。 高度多肉では無いので水は好きな部類ですから、本来は保水性が高い用土を好みます。 しかし日本では夏の過ごし方を工夫する必要があり、一般的な多肉植物と同じく排水性があり通気性が高いものが望ましくなります。

プランター用やペレット状になっている通気の良さそうな観葉植物の土などに通気性が良くなりそうな用土を足してあげても良いでしょう。

管理人は品種により何種類か土を変えています。通常は鹿沼土の極小サイズ、花用土、くん炭、赤玉土やバーミキュライトと色々と混ぜて通気性を高くしています。色々と混ぜなくても少なくとも2種類の用土であれば固まりにくくなります。

極小の鹿沼土は大変に使いやすくお勧めではありますが、風や水やりなどで飛び散りやすく葉の隙間に入るので、掃除が少し面倒になります。株の大きさに合わせて大きさを調整すると最も効果が高いでしょう。
病気・害虫
本種は大変に丈夫な上、病気・害虫は殆ど発生しません。庭などの敷地で育成していると、特定種にアブラムシとカイガラ虫がつく事があります。葉の片側が枯れた場合などは、怪しいかもしれません。白い塊が葉についているようならカイガラ虫と思われますので、大きなものは爪楊枝で取り除き専用の殺虫薬を散布します。

枯らしてしまう一番の原因は、水のやりすぎによる生理的なモノです。殆どの品種は野外で雨に当てていても問題ありませんが、デリケートな種のみ気を配る事が必要です。もし子株が付いている状態で、親株の葉が腐りだすようなら、至急ライナーを少し残して途中から切り離してください。そのままにしていると親の腐敗菌がライナーを通して子株に感染します。小さくても単独で育つ事は可能です。

また、野外で他の多肉を含む植物を育成している場合は、完全に害虫を除去できませんがリスクを減らす意味で、オルトラン粒剤など土に散布します。管理人もエケベリアなどを飼育していますが、暑い夏ほどアブラムシやハダニなどを誘発する事が多くあります。

It looks like we can exchange a lot of information. Keep in touch!.
2006.08.01
Renewal Open

多肉植物、観葉植物の情報発信サイトとして新たに公開しました。貴重な写真や飼育方法などの情報コミュニティとしてご活用ください。
2006.08.01
Sempervivum feature articles.

センペルビブム の写真を追加、飼育方法について掲載しました。



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