Succulents logo Header images
Internet store:
creer store
多肉植物の育て方 用土について

こちらでは育成、養殖方法から土(soil ソイル)についてクローズアップして説明します。

植物を育てるために必要な土からの養分は、光合成に必要な日射や水分と共に必須のものです。植物が自生する地域に似せた用土や、人工的に栽培するのに適した用土の配合の考察は昔から行われてきました。自身の育成環境や育て方なども考慮にいれながら用土の組み合わせを考えるのも楽しいものです。

用土の写真はマウスポインターを乗せると画像が拡大されます。
土の基本
土は植物を育てるために最も重要なものです。育成する植物に適した用土を組み合わせると飛躍的に育てやすく、植物も丈夫になります。 最近はサボテン、多肉専用など育成する植物ごとに専用の培養土が多く出回っています。植え替える鉢の数が少なければ、基本的にそれをベースに利用しても良いでしょう。

注意点としては、石のサイズが大きい事が多く植えつける多肉植物のサイズが小さい場合は上手くささりません。中身を確認できる窓などが袋にあれば確認してください。またアロエ専用培養土などは草花用の土分が多いので、腐葉土、軽石、鹿沼土などを混ぜて調整すると水はけが上がります。

独自のブレンドをする場合にもっとも利用される土は値段と水はけの良よさから赤玉土、鹿沼土、川砂が使われます。この土をベースに腐葉土、パーライトもしくは軽石などを混ぜて用土を作成しますが、鹿沼土など酸性度が高い土砂の比率が多い場合は、石灰やくん炭もしくは木炭なども多目に混ぜて中和させます。ピートモスやくん炭は土を柔らかくする効果もありますので葉差用の土を作る際は多めに入れると良いでしょう。

最近は大きさなども自由に選べるので鉢の大きさに合わせてサイズを選んでください。

典型的な水はけ重視のブレンド例
 鹿沼土(中型)2、川砂2、軽石2、バーミキュライト1、腐葉土2、くん炭1と置肥料

センペルビブム属のブレンド例
 ・花用用土3、鹿沼土(小型)3、赤玉(小型)3、くん炭1(お勧め)
 ・種まき用土3、鹿沼土(小型)3、バーミキュライト2、くん炭2
 ・鹿沼土(小型)5、川砂2、バーミキュライト1、腐葉土1、くん炭1と多少の牛ふん
 ※植物サイズが小型のため、植え付けしやすいように用土は面倒でも粒が小型の物を選んでください。

メセン全般のブレンド例
 ・赤玉土(小型)3、川砂3、腐葉土2、くん炭2と多少の牛ふん

状態の良い植物を手に入れたら土を少し出して何が含まれているのか観察してください。どの業者も独自のブレンドをしており非常に勉強になります。

中には殆どの多肉を川砂だけで育てている名人もいらっしゃいます。理由は近くで取れるからだそうですが・・・。
用土の知識
現在に使われている用土は昔と変わっていませんが、最近は流通や宣伝方法の多様化から、産地に拘った高級志向のものまで出ており色々と選べるようになりました。
利用頻度の高い基本用土について意外と知らない知識を説明しています。

多孔質(たこうしつ) :小さな孔(あな)が無数にあいている材料で吸水性が高く鉢に余分な水分が溜まらない性質。
保水性(ほすいせい) :鉢の中で水分を蓄える性質。
排水性(はいすいせい):鉢の中から水分が抜けやすい性質。

火山列島である日本の園芸では、主に火山岩、火山灰土が気の遠くなるほど風化したものです。
  • 赤玉土
    もっとも幅広い用途で利用されている用土です。 元となる赤土は関東ローム層とよばれ、富士山の火山灰など堆積した土が強い風化作用により養分が抜けて、鉄やアルミニウムしか残っていません。主に栃木県で採集される粘りけのある赤土を粒状にし乾燥させて、篩(ふるい)にかけたて大きさを判別させています。排水性、保水性が高く値段が安価であるため底土や、基本として用土に混ぜ合わせるなど幅広く利用されている。

    もともと粘土質なので長く使用していると型崩れしやすく結合して固りやすいが、最近は型崩れや水にとけないように、特殊な炉で適度な硬さに焼き上げた、焼赤玉土もありますがやや値段が高くなります。



  • 鹿沼土(Kanuma)
    約三万年前に群馬県の赤城山から噴出した軽石が風化した軽石風化物で、栃木県鹿沼市付近に分布する。地表下2〜3メートルの所に厚さ1.5メートルほどの地層(採集場所によるがこの上の層が赤土)として存在している。薄い黄色で大豆〜米粒大の大きさに選別されて流通しています。保水性と通気性が高く特に山野草では桐生砂とならび基本用土となっています。多肉植物にもお勧めできます。



  • 日光砂
    鹿沼土は鹿沼市と日光市の境で、鹿沼土と桐生砂の間の層にあり硬質鹿沼土よりさらに硬いため型崩れしにくい。流通量が少なくやや高価である。

  • 桐生砂(Kiryuu)
    群馬県南部・桐生市付近分布する軽石風化物。火山砂礫で鉄分を多く含んでいるため赤サビ色をしています。鹿沼土より深い層にあり一層硬く崩れにくい。硬くて崩れにくく吸水性、排水性が高く他の用土に混ぜ合わせて使用します。蘭、山野草、サツキなどは単用する場合もあります。多肉植物には吸水性が高すぎるため数種類を混ぜ合わせる場合のみ使います。



  • 川砂
    その名の通り山、川岩が風化して細かくなった砂のこと。主に花崗岩が削れて出来たもので排水性が非常に高いので水はけを好む多肉植物などには多く利用される。 多くの場所で採掘されるので産出地域により名称が異なる。愛知県(矢作(Yahagi)、兵庫県(天神)、京都府(白川)など、微妙に色や大きさなどが違う。



  • 軽石
    その名の通り多孔質の非常に軽い石で主に群馬県などで採取される。吸水性、排水性が高く他の用土に混ぜ合わせて使用します。



  • 日向石(Hyugaishi)
    「ぼら土」とも言われ、宮崎県南部地方から産出される軽石で、鹿沼土より硬く一般の軽石より柔らかい。他の用土に混ぜ合わせて使用します。「ぼら土」とも呼ばれている。

  • 蝦夷砂(Ezosuna)
    北海道日高地方地方から産出される軽石のこと。「日高砂」や「樽前土」とも呼ばれている。性質はほぼ桐生砂と同じです。

  • パーライト(perlite)
    火山岩の一種である真珠岩を焼成して多孔質にしたもの。無菌で肥料分がなく通気性が高いので根の張りが良くなります。土と混ぜ合わせて使用します。また非常に軽いため用土全体の重さを軽減する効果があります。



  • バーミキュライト(vermiculite)
    蛭石(ヒル石)を800℃ほどで焼成し薄板状に剥離したもの。無菌で肥料分がなく通気性が非常に高いので培養土の材料として幅広く利用されています。また無菌であること、柔らかく吸水性もあるため肥料が吸着しやすいなどの理由から、さし芽/さし木などの用土としてもよく使用されます。培養土に使用する場合は1〜3割を目安に混ぜ合わせます。



  • くん炭(Kuntan)
    もみがらをいぶし焼きして炭化させたもので通気性・排水性に優れています。混ぜ合わせると土が軟らかくなりアルカリ性なので酸性化した土壌を中和するため土壌改良用に利用されます。カリ成分も多少含まれますが肥料には向きません。
    同じく土壌改良としては苦土石灰(くどせっかい)がありまずが、こちらははカルシウムが主成分で、マグネシウムが少量含まれます。



  • けと土
    湿地のヨシやマコモなどが体積分解しかかった土です。粘りけと保水性が高いため盆栽などでは岩など安定しない場所に草木を設置する場合に利用されます。水分を多く含んでいるため非常に重い土です。



  • 荒木田土(アラキダツチ)
    水田や河川に堆積した土や、田んぼの土を半乾燥させたものです。睡蓮などの植え替えやビオトープなど水生植物の用土として利用されます。粘質があり水分を多く含んでいるので非常に重いです。



  • ビオソイル
    荒木田土とほぼ同じですが、農薬を含んでいない田んぼの土を半乾燥させたものを挿す事が多いです。睡蓮などの植え替えやビオトープなど水生植物の用土として利用されます。粘質があり水分を多く含んでいるので非常に重いです。ビオトープでは特に昆虫やメダカなどとの共生が主となるためこの土を選ぶと良いでしょう。



  • 水ゴケ
    湿原に生えている緑藻を乾燥したもの。通気性、保水力が高いので洋ランなど着生植物の用土や乾燥を防ぐために使われます。

  • 腐葉土
    広葉樹の落ち葉を堆積し腐らせたもの。通気性、保肥力をよくするために使用されます。
    数年前にレジオネラ菌による肺炎の疑いが掛けられましたが、日本の製品でも事例はなく、まったく問題無いと考えています。屋内外どこにでも雑菌はいますから手を洗いましょう。



  • ピートモス(peat moss)
    主な産地はカナダ、北ヨーロッパ、サハリン、北海道など寒冷地の湿地帯に生える水ゴケの腐植が堆積したもの。微生物のはたらきによって分解され、その過程でできた有機化合物が長年かかって堆積したものを乾燥、粉砕する。弱酸性のため比率が極端に高い場合は石灰などで中和するか成分調整済みの製品がでており使用しやすい。ほぼ繊維質で土壌改良などでは土に混ぜると用土が柔らかくなる。保水性が非常に高かいので排水性はやや悪い。カナダ中部の低地下水位地域に堆積している一部のものは白ピートモスと呼ばれている。



    市販されている用土は、多様な用土を効果に基づいて計算してブレンドしており単独で購入するよりも結果的に安価で済む事が多いです。またその内容は勉強になる事が多いのでよく観察してみましょう。

  • 市販されているサボテン用土1(アイリスオーヤマ)
    主な主成分は軽石、花炭、木炭、バーミキュライト、パーライトで、鬼のように排水性が高い。粒が大きく多肉植物より中型以上のサボテン向き。



  • 市販されているサボテン用土2(株式会社花ごころ)
    主な主成分は軽石、花炭、バーミキュライト、日向石、ゼオライトで、肥料配合は無しの排水性を重視。粒が大きいので中型以上のサボテン、多肉植物向き。



  • 市販されている花草用土1
    主な主成分は記載されていませんが、軽石、くん炭、バーミキュライト、赤玉、木炭、ゼオライト、牛ふん辺りでしょうか、玉石系が多いので水はけは、非常によい典型的な配合です。



  • 市販されている花草用土2(タキイ育苗培土)
    主な主成分は記載されていませんが、軽石、くん炭、パーライト、ピートモス、バーミキュライト辺りでしょうか、水はけ保湿が整った育苗の典型的な配合です。



  • ゴールデン培養土(アイリスオーヤマ)
    ペレット状にした土の粒が特徴的で、花、野菜、観葉植物、その他全般の全4シリーズから、それぞれパンジー・ペチュニア、山野草用など専門的な配合を施している。水はけもよく市販の培養土としてはお勧めできる。ネックは普通の花土に比べ倍の値段なのだが、もともと安い商品なので気にするほどではない。
    主な成分は粒状培養土と目的に合わせて、軽石、炭、草炭、ココピート、バーミキュライト、腐葉土、麦飯石などが配合されている。
    IRIS-GARDENING.com



  • 種まき培養土(カインズ)
    プライベートブランドの実生用土なので価格が安い割りにとても使い易いです。粉砕したピートモスがメインで、パーライトとバーミキュライトが混ざっているのが分かります。





  • 富士砂
    1707年の宝永山から吹き出した軽石の一種で富士山山麓の溶岩石を粉砕した砂利石です。硬くざらざらしているので用土には混ぜて使わず主に化粧砂として利用されています。色が黒いため草木の色が引き立ちサボテンや多肉植物でも目にします。



  • 寒水砂(Kansui)
    岡山県新見地方に産出する方解石を粒状にして、ふるい分けたもの。真っ白い綺麗な砂なので主に盆栽等の化粧砂として利用されます。産地により福島では白王、茨城・関西では寒水、山口では長州あられと呼称している。



  • バーク
    バークとは樹皮の意味で、主にツガやモミの樹皮を適当な大きさに切ったもの。鉢底のゴロ土や、大きい鉢の化粧砂に利用されます。

  • ゼオライト
    沸石(ふっせき)を粉砕・焼成したもの。微細孔で土壌中の隙間にたまる水分を吸収するので根ぐされ防止剤として利用されている。類似するものに珪藻土、珪酸白土などを主成分とするものがある。使用する場合は2,3割と多めに混ぜ合わせないと余り効果は期待できない。






最後に

ほぼ全ての用土は気の遠くなる時間をかけて蓄積した有機化で資源に限りがあります。残された資源量と消費量から計算された記事を読むと、あと数十年で無くなるものが多くリサイクルなども真剣に考える必要があります。

肥料
肥料は、与えれば良いモノではありません。 難しい事を覚える必要はありませんが、目的に合った時期や量など、与え方と用法を理解しなければいけません。 肥料には、主に以下の目的から使われます。
(1)枯れた土地に養分を与える。
(2)成長に必要な養分を与える。
(3)時間が経ち用土に不足した栄養素を追加する。

多肉植物の多くの種は、肥沃な大地に生息しておらず肥料を必要としませんが、夏型の多肉植物で成長が早いエケベリアなどは、より大きくさせる事もできます。冬型で成長が遅いものには姿が崩れるので与えない事が多いようです。サボテン用固形肥料などもありますが、発酵が十分でない製品の場合は、肥料自体にカビが生えることもあります。

基本的には、三要素等量の緩効性肥料など効果がゆっくり現れ、長続きするように工夫された肥料を使用します。牛ふんなども良く元肥として用土に混ぜて使われます。三要素等量で有名な肥料としてはマグアンプなどが良く利用されます。大きさにより効能期間が調整されており、大粒は1年、中粒は半年と大変に長く効果があるので、成長期が始まる前などの、植え替え時に用土に混ぜ合わせると良いでしょう。

肥料の三要素

肥料は同じ成分でも液状、粒が小さいほど浸透しやすく効き目が早くなりますが、効果のある期間が短く雨や水やりで流されてしまいます。根が弱っているときの追肥は、上手く吸収できない上に、刺激物となり禁物です。果物や野菜などを美味しくするには、リンサンが多く含まれている肥料が効果的ですが、多肉植物の育成ではドラゴンフルーツなど一部を除いて、果実の採集が目的ではないので偏った肥料は与えません。

チッソ(N) :タンパク質の材料となり茎葉や根の成長に必要です。
リンサン(P):成長点の細胞分裂、根の伸張や花、実の育成を促進させます。
カ リ(K) :生理作用の活動をスムーズにし、根や茎を強固にします。

キチン :質分解酵素キチナーゼ・キトサナーゼ。キチン質分解菌(放線菌)の増殖によりフザリウム病菌による多種病害に
     効果がある。つまり良い菌を増やし悪玉菌の入る余地を無くすという理屈です。
カルシウム:植物の細胞を丈夫にし、根の発育、果実の成熟を促進します。
  • 家畜ふん堆肥、牛ふん/豚ふん/鶏ふん/鳥骨粉
    一番に流通しており価格も安価なため利用しやすい肥料です。牛、豚、鶏などの家畜ふんやそれに敷ワラ・剪定枝などを加えたものを堆積腐熟させたもの。成分は一般に植物質堆肥よりも高くなります。骨粉は代表的なリン酸肥料として開花結実に関係することから、花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)と言われている。製品により多少比率は異なり、代表的な構成は以下のようになります。無臭とまで行きませんが、十分に腐熟されており匂いも気になりません。

    肉骨粉:チッソ 7、リンサン酸 13、カリ 0
     骨粉:チッソ 5、リンサン酸 22、カリ 0



  • マグァンプ(化学肥)
    もっともポピュラーで使いやすいアメリカで開発された粒状の化学肥料で、用土に混ぜて元肥として使います。主に植物の根から出る酸で徐々に成分が溶けだし肥効が持続します。大きさが数種類あり、大型は約2年、中型は1年〜半年とゆっくりと長く効果が持続します。小型は約2ヶ月で即効性が高いため花期など短期間に効果を得たい場合に有効です。
    多肉植物、花木、宿根草、山野草などの比較的植え替えの少ない植物に適しています。化学肥料としては高価なので、小粒の場合は類似する製品でも構いません。
    値段の目安はホームセンターでマグァンプK中粒 1.3kgで2011/3/01現在 約1250円
    株式会社ハイポネックスジャパン

  • バーク堆肥
    樹皮に牛糞などの有機物を配合して80度の高温で約1年間醗酵させた完熟堆肥。穏やかな肥効と土壌改良効果があります。樹皮などが混入されているためピートモスのような植物繊維が多く含まれているので土が軟らかく保水効果も多少上がります。臭いの元になる成分は分解されているためまったく気になりません。
    効果が長く値段が非常に安いため多くの鉢を管理している方にはもっとも適しています。袋が大きく量が多いのはメリットでもありますが一般的な方には邪魔になるのがネックです。
    NPO 日本バーク推肥協会 なんて素敵なサイトがありました。

  • 草木灰(そうもくばい)
    植物に重要な肥料の1つである良質のカリ成分が多く含まれているため補給源として施用されます。根をしっかりと伸ばし、開花や結実を促す働きがあります。土壌の中和や病原菌の発生防止、アルカリ性の用土を好む植物にも利用されます。草木灰は強アルカリ性なので、酸性の肥料と混ざり中和しないように時期をずらすなどして単独で使います。

  • カニガラ肥料
    海にいるカニの殻を砕いた少し赤味のある肥料です。キチン・キトサンが多く含まれ、有用な微生物の増殖を促し植物の生長促進や土壌改善に効果があるようです。概ねカニ100%ですが、メーカーによりエビも含まれています。茹でると赤くなる天然色素「アスタキサンチン」は花の色づきにも効果が期待できるようです。大きなホームセンターに偶に置いてあります。肥料としては比較的に高価な部類で、20Kg1500円が相場になります。

    保証成分量 チッソ 5%、リンサン酸 3%

  • フィッシュ肥料
    海にいる魚のウロコを砕いた肥料です。リンサン酸が多く含まれているので野菜や果実などの育成には効果が高そうですが、一般には余り流通していないようで、一度も見かけた事がありません。

    保証成分量 チッソ 5%、リンサン酸 17%

  • 魚カス肥料
    魚かす、米ぬか及び米ぬか由来副産物を加え、放線菌(アガリエ菌)を使って醗酵熟成した有機100%のぼかし肥料です。ミネラルを多く含みアガリエ菌により、土中害虫に対する抵抗力を高めるといわれています。こちらも余り見かけませんが、漁業加工品の副産物としてある程度の原料は確保できると考えられるので、農園などで使われていると思います。

    保証成分量 チッソ 5%、リンサン酸 17%

  • 海藻粉末肥料
    乾燥させた海藻を粉末にした肥料です。ミネラルなど即効性のある栄養分が多く含まれています。やや高価であり一般には余り流通していないようで、一度も見かけた事がありません。

    保証成分量 チッソ 1%、リンサン酸 6%

  • グアノ肥料
    洞窟などに体積したコウモリや海鳥の化石化している古い糞を肥料にしたものです。リンサン酸を主体にしておりコウモリの糞に含まれるフミン酸が土壌でリン酸固定を防ぎ、大幅なリン酸吸収効率を上げてくれます。海鳥を主体にしたものは、フミン酸を含まずリン酸を土壌中で固定しやすい。また化石化しているのでカルシウムを多く含んでいる特長があります。

    保証成分量 リンサン酸 50%,石灰37%、フミン酸 7%

  • 苦土石灰(くどせっかい)
    ドロマイト質石灰岩を焙焼して作られた石灰質の土壌改良材です。苦土とは、酸化マグネシウムの通称で、その名の通りマグネシウムを含んでおり酸性土壌の改善と共にマグネシウムの補充も可能となっています。

    多肉植物の育成などで利用する事は少ないですが、野菜など実がなる植物は栄養を多く必要とするため下葉が変色したり枯れてきた場合は不足している可能性があります。

  • かきがら石灰
    カキ貝殻を粉砕した細かく砕いたものです。アルカリ分45%で酸性化した土壌を穏やかに中和するため利用します。有機石灰とも言われ、効果がゆっくりと効いてくるため施用後に種まきや植え付けをしても問題になりません。畑のように長期間で使われている土壌は非常にゆるやかにで酸性化しますが、鉢など数年で用土を入れ替える場合には必要ありません。

    保証成分量 炭酸カルシウム 80%




Cultivate 育て方に戻るにはこちらから。

It looks like we can exchange a lot of information. Keep in touch!.
2006.08.01
Renewal Open

多肉植物、観葉植物の情報発信サイトとして新たに公開しました。貴重な写真や飼育方法などの情報コミュニティとしてご活用ください。
2006.08.01
Sempervivum feature articles.

センペルビブム の写真を追加、飼育方法について掲載しました。



project architectonic.
Succulents.jpを構成する人々
動植物を可愛がり育成に対して興味やアイディアを求める全ての人たちがこのサイトを構成します。